【親を許せない人へ】親を許すのではなく、あきらめる

ー それから、見つかる新しいもの

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人生は生まれた時から不公平

(川田 晶世)

子供時代、親との関係は良好でしたか?良好でなかった場合は大人になってからも、その傷を抱えたまま生きることになります。

小さい頃から大切にされてスクスクと育った子がその後の人生もうまくいき、逆に家族に問題を抱えて苦労した子がその後も生きにくさを感じて生きていく・・・世の中って、不公平ですよね。

犯罪を犯した人が辛い幼少期を送っていたというのはよくある話だし、逆に、幼少期から家族の愛に恵まれ、大人になってからも華々しい舞台で活躍している恵まれた人もたくさん見かけます。

親を許すのはむずかしい

よく本には「許しましょう」「手放しましょう」などと書いてありますが、そんなに簡単じゃありません。経験した人なら分かることですが、それほどひどい傷を負っています。

あなたの中には、たくさんの悲しみや怒りが渦巻いています。でも、「親に感謝しなさい」「いい加減大人になりなさい」「いつまで反抗期しているの」なんて言われるから、かっこ悪くて発散せずに抱え込んでしまいます。

子供の頃の傷と、大人になってからもその傷を引きずる辛さのダブルパンチで、許すのがとても難しいのです。

親に期待しない・あきらめる

親が自分に与えた過ちに気が付いて反省してほしいと願っても、反省してくれるような相手ならまだ救いがありますが、大抵の毒親は反省などしません。話し合いをしても、都合のいいことばかり言って逆に攻撃してきたり、泣き脅しをしてきたりします。

なので、残念ながら期待するのをあきらめましょう!!!

親が反省してくれたら私の心は癒やされる・・・というのは幻です。そんな日はやってきません。

親がそのまま変わらなくても、あなたが助かる方法はちゃんとあります。

親だと思うから、どうしても無意識に期待してしまいます。期待するから辛いのです。

あの人にはあなたの期待に応えられるだけの能力がないのです。

いっそ、一時的にでも「自分の親」だと思うのを止めてでも、自分と親との関係の太さを弱めてみましょう。

自分の気持ちが正当だったと認める

私がたくさんの人の親子問題を聞いていて感じたのは、幼少期に親に対して感じた、怒り・嘆き・悲しみ・憤りなどの気持ちは、みんな当然だということです。なかには、ちょっと勘違い・・・というのもありますが、でもそれもちゃんと話しあえば子どもだって理解できる話ばかりです。

子どもの頃に、これらの感情を認めてもらえなかったことによって「私は認められていない」「わかってもらえない」などの感情が芽生え、相手を攻撃する気持ちとともに、自分への自信を失っていきます。

自分への自信を失うということは、私はダメだという罪悪感となり、本人をたいへん苦しめてしまいます。幼少期に傷を持っている人は、これを何十年も持ち続けて生きています。

過去を癒すのに効果的な方法

それを断ち切るのには、信頼できる人にこれらの嘆きを聞いてもらい「あなたは間違っていなかった」「大変だったね」「それは親がおかしいね」と認めてもらうことです。信頼できる相手を選びましょう。

圧倒的に親がおかしい場合は「あの人は病気だったんだ」でもいいと思います。病気と一言で片付けることで問題から逃げるという意味合いではなく、実際、病気とまではいかなくても、「躁」や「鬱」の症状が強い傾向にある親っているものです。

とにかく、小さな子どもが主張している悲しみ・怒りに正当でないものはありません。必ず純粋な真意が隠されています。

話せる相手がいないときにはロールレタリングという方法が役に立ちます。これは犯罪者の更生施設でも用いられる親子問題に効果があると認められている手法で、やり方を書いた本もたくさん出版されています。

何十年も聞き入れてもらえることのなかった気持ちが開放されることにより、心の蓋が開きます。

ダメな親と感謝は両立できる

自分の主張が認められると罪悪感が和らいできます。

「自分はとても真っ当な人間なんだ」という静かな自信が湧いてくるからです。

そうなると、親のことを「やっぱり問題あり」と思いつつも、前ほどの恨みつらみがなくなっています。

たしかにダメな親だったけど、あれが自分の親の限界なんだな。と悟ります。

そしてダメな親なりに愛情を注いでくれていたことに気が付きます。やり方はまずかったかもしれないけど・・・とりあえず親として子を想う気持ちは確かにあったことに、気が付き始めます。

感謝は行為にではなく愛に対して

私自信、親に感謝するって、食べさせてくれた、学校に行かせてくれた、などと思っていました。だから当然感謝していると思っていたんです。

確かにそれも感謝する出来事ですが、一番大切なのは「愛してくれたこと」がわかることです。

子どもを傷つける親に対しては、いくら食べさせて学校に行かせてくれてくれていても、それだけで心から感謝を感じることは、実際かなり難しいと思います。そんな人にも救いがあるのが、「愛」に対して感謝できるということです。これが見つかれば、どんな毒親でも許せる・・・というよりは恨みつらみを帳消しにしてあげることができます。

これが分かれば、自分が家族を持つことも怖くなくなります。たとえどんなに失敗しても、愛があればきっといつか通じ、あなたは許し許されるのですから。

※「幼少期・家族関係を癒して、自分の大切なものを中心に生きる」セミナーでは、そのあたりをワークショップ形式で掘り下げていきます。

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