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「ポジティブになれない!」ストレスに疲れた人の処方箋

http://www.earthinus.com/2012/02/positive-stress.html
おすすめ度:ネガティブ

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ポジティブ・ストレス!?

 「がんばらなくちゃダメだ」
 「夢を追って走り続けなけないと......!」
 「なにがなにでも、成功させないといけない」
 (うぐぅぅ、つらい、気が抜けない...)

 あなたは"自分にポジティブな行動を強いること"によって、疲れてしまったり、逆に無気力になってしまったりした経験はありませんか?

 「弱音をはくなんて、ダメだ。」
 「途中であきらめるなんて、中途半端な人間がやることだ」
 「一つのミスも許されない。きっちりやろう」
 「この忙しい時期に、休んではいけない」

 「いつもポジティブであるべきだ」という考えが行き過ぎると、時にそれはストレスや重荷となることがあります。

 この現代、「ポジティブにならなきゃ!」「ポジティブになれない!」「ポジティブであるべき!」ストレス(以下、略して"ポジティブ・ストレス"といいます)によって、苦しんだり、悩んだりする人が増えています。会社などの組織単位でこのようなストレスにやられてしまっている場合もあり、うつ病や過労死が後を絶たないのは、とても悲しいことです。


「ポジティブになれない!」ストレスがとても危険である理由

 世の中には、「良いとされていること」と「悪いとされていること」があります。

  • 良いこと ... 努力すること、夢を追うこと、がんばること、まわりの人に優しくすること、怠けないこと、など
  • 悪いこと ... あきらめること、逃げること、サボること、人に冷たくすること、不正をすること、など

 「悪いこと」をやめるときは、正義感や良識が背中を押してくれます。しかし、「良いこと」(正確には「世間や会社で、良いとされていること!」)から抜け出すときは、心の強い抵抗が生まれる。

 たとえば、もしあなたが「良いとされていること」に背いてしまったら、どうなるでしょうか?
 逃げてしまった自分を責めてしまうかもしれません。途中であきらめてしまった自分に失望するかもしれません。自分に矛先をむけてしまい、苦しい思いをするでしょう。

 「良いとされていること」には逃げ場がないのです。その分、たちが悪い。
 行きすぎた"ポジティブ・ストレス"は、自分で自分を吊るしあげるとても危険なものとなりえるのです。


「ポジティブになれない!」であるべきストレスにやられているかのテスト


 「あなたはもう、がんばらなくてもいいよ」
 「今のままでOKだよ」
 「別に成功させなくても、いいんだよ」

 あなたは、大切な人からこう言われたら、どう思うでしょうか?
 ホッとする気持ちがわいてきますか?もしそうならば、あなたは"ポジティブ・ストレス"にやられてしまっているかもしれません。


人生というトレーニングに"ポジティブ・ストレス"は必要か?

 こういう話をすると、「人間はがんばらないと成長しないんだよ。なにも成し遂げられないんだ。そういうストレスも必要なんだ。無理だと思っても、ポジティブにふるまわないといけないんだ」という人がいます。

 たしかに、"ポジティブ・ストレス"が心の筋力を鍛えるトレーニングとなる場合もあるでしょう。
 しかし、こうしたストレスに打ちのめされて、病気になったり、死に追いやられてしまう人がいるのも事実です。

 そもそも「トレーニング」とは:

  • 好きなときにできる
  • 好きな時間だけできる
  • 好きなときにやめられる

 ものです。

 基本的にはすべてが「コントロール可能」で「自由」です。
 苦しみをマゾヒスティックに楽しめるのは、「コントロール可能」で「自由」な部分があると本人が感じているからです。

 もしあなたが、自分で自分の逃げ道をふさいでいるのを忘れ、終わりのない「コントロール不可能・不自由な環境」に自分を閉じ込めているのだとしたら、それはトレーニングの域をこえた「自分攻撃」です。


「ポジティブになれない!」であるべきストレスに襲われそうになったら

 「ポジティブであるべきストレス」に襲われて、心が疲れてきてしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

解決法その1 ... 他のだれかのトレーニングと、自分のそれは違うと知る

 あなたがはじめてトレーニングジムにいったとして、50kgのダンベルをスイスイ持ち上げるマッチョ・マンと、同じトレーニングをやるべきでしょうか?

 答えは「ノー」です。
 できないトレーニングを無理してやると、体を壊してしまいます。

 同じように、他のだれかや自分の心から「ここであきらめちゃダメだ」「絶対に目標を達成しよう!」と言われても、あなたはそれに「ノー」をいうことができます。表面的に「イエス」といわなければいけない場面でも、心の内で、そのテンションや悲壮感とはしっかり境界をつくれるのです。
 自分のできる範囲でベストを尽くそう。


解決法その2 ... 「犠牲」はしない、と決める

 「そんなこと言ったって、みんなに迷惑はかけられない。みんなのことを考えなければいけないんだ」という人もいるでしょう。

 しかし、「みんなのため」(全体最適)を考えるのならば、自分自身もその「みんな」に含まれていることを思い出しましょう。だれかが犠牲をしている場合、遅かれ早かれ、その「全体最適」が崩れる日が来ることでしょう。
 しかも、大惨事となって。

 あなたが毎日、ニコニコしながら、余裕をもって健全にがんばれるようになってはじめて、まわりのみんなも幸せになります。全体最適は、犠牲ではなく、あなたが幸せになることからはじまるのです。


解決法その3 ... 「補償行為(後ろめたさを償うこと)」をやめる

 ピンと来ない人もいると思いますが、あなたがそんなにがんばろうとするのは、なにかを償おうとしているからかもしれません。

 それは、結果の出せない自分への罪悪感かもしれないし、人に認めてもらえない無力感かもしれないし、過去の失敗、人にかけた迷惑、はたまた、ふがいない自分を一発奮起させるためかもしれません。

 あなたの心を「有罪だ!」と裁く裁判官は、あなたの心のなかにしかいません。
 犯罪を犯したわけでもあるまいし、別にあなたに罪はないのです。
 大切なのは、罪の意識にさいなまれることよりも、楽しむことです。


解決法その4 そんなにポジティブが好きならば、もっと長期的・本質的にその意味を考える

 「そうはいっても、ポジティブにならないといけないんだ」
 まだ、こういう人もいるかもしれません。

 そうならば、もっと長期的・本質的に「ポジティブとはなになのか」を考えてみませんか?

 「ポジティブであるべきストレス」を抱え続けたら、あなたはどうなってしまうのか?本当の意味での、ポジティブになれるのか?ストレスを抱えながら暗い顔でやるのと、楽しみながら努力するのと、どちらが生産的なのか?クタクタに疲れた状態で進むのと、ひと休みするのとで、どちらが時間を有効に使えるのか?頭は働くのはどっちか?アイデアはでるのはどっちか?
 あなたが倒れたら、どうなるのか?だれが悲しむのか?

 どうしてあなたは、ポジティブであろうとしていたのか?


ポジティブじゃないことなんて気にしない。自然が一番。

 「ポジティブであるべき私」を捨ててしまおう。
 そんなことしたら、すべてが崩壊する?
 みんなから嫌われる?
 落伍者としての人生を歩むことになる?

 そんなことはない。
 疑うことをやめれば、自然と信頼がわいてくる。
 むしろ、前よりもっと、進めるようになる。
 愛し愛されるようになる。

 なぜなら、自分のペースで歩いたものが、一番、遠くまでいけるのだから。


This article is INSPIRED by
  "頑張るのをやめると、豊かさはやってくる by アラン・コーエン

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