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「ブレやすい私」――ブレない自分を作るにはどうしたらいい?

発言も、興味関心も、生き方も「ブレブレ」。これってダメ?
「私って、ブレやすくって、大変なんです」
「俺って、芯が通ってなくて、あっちこっちフラフラしちゃうんだよなぁ」
「熱しやすく、冷めやすいタイプ」
私たちは「ブレちゃダメ」と気をつけて、生きています。
「ブレてしまう」と、自分を見失ってしまったような気がして、怖くなってしまいます。空回りしている気がして、焦ってしまいます。
できれば頭も心も、安定していたい。
ブレなくなるためには、一体、どうしたらいいのだろう?
もっと頭の回転を早くして、理論武装を試みる?
それとも、自分にもっと自信をつける?成功体験を積み重ねる?
いやいや、やっぱり、確固とした意志力を身につけるのが先決!?
...そんなもん、できたらとっくにやっとるわい!
と叫びたくなります(^^;)
思いきってブレると、ブレなくなる
「ブレまくっていたら、ある日いつのまにかブレなくなっていた」
あなたはこんな経験ありませんか?
- 就職活動のとき、希望業種をあちこちブレまくったから、今、自分に合う仕事ができている。
- はじめての一人暮らし。日当たりやら、駅チカやら、築年数やら...、物件の希望条件がブレまくったから、今、お好みの家に住めている。
- 思春期から、いろいろな異性をブレブレで好きになりまくったから、今のベストなパートナーに出会えた。
- 連載当初「このストーリーは一体どこに向かっているんだ!迷走してるなぁ...」と思っていたマンガがいまや国民的ベストセラーになっている。
ブレているうちに重心を発見して、そこに落ち着くこと、ありますよね。
言うなれば人は、ブレるというプロセスを経て、ブレなくなるのです。
はじめから自分が何を思っているのか、何をやりたいのか、ちゃんとわかっている人は意外に少ない。さらに、自分も まわりの人も 状況も、刻一刻と変わりつづけている。
そんな中で、ブレずに一発で正解をだせる人はいないだろう。
もし、あなたが次のいくつかに当てはまるのなら、「ブレる」ことが大切な時期に差しかかっているのかもしれない。
- 自分のキャラや立場を守りすぎて、ここ数年進歩してない
- ここしばらく過去の実績から導きだした「安パイ」ばかり選んでいる
- 「ブレそうだから」という理由で行動を起こさなかったり、チャレンジしないことがある
- 上司や部下、旦那さん、奥さん、恋人、子どもを「ブラさない」ように厳しくチェック&コントロールしている
もし、少しでもピンと来たならば、「思いきって思う存分」ブレてみるのもいいかもしれません。
「凝り固まり」を認め、恥ずかしいけど、ケロッとブレる
「ブレちゃダメ!」
こんな風に気をはっていると、いつしかそれが見えないガードレールとなり、自分が制限され、先細り、ベストな道を選べなくなっていきます。
「今までA案を押してきたけど、よくよく調べたらB案のほうがいいじゃん。でも、今更変えられないよなぁ」
「ここで"そもそも論"をはじめたら、全部オジャン。少々強引でも、突き通そう」
「アイデアがひらめいたけど、しょせん思いつきだな。そんなのは忘れて、初志貫徹、初志貫徹。」
そうして、
「ブレちゃだめ。今までの状態に押し通そう。」
自分を元の位置に巻き戻します。これが「ブレないことの目的化」のはじまりです。
「自分」「キャラクター」「考え方」「生き方」。
こうして私たちは年を追うごとに、どんどん凝り固まっていっていくのです。
変化はブレから始まる。
正直、ブレるのは恥ずかしい迷走してるのを人に見られるのはダサい。でも「そうさ、私はノープラン♪」とケロッと開きなおってしまおう。
思いきって自分の殻をやぶり、勇気をだして一歩を踏みだした時に、苦しみが吹き飛び、「ヤッター!」と喜べる瞬間が訪れるものです。
ブレブレでも、行動に移したほうが実り多い
「本当にこれでOKなのか、確信がもてないなぁ(可能性は感じるけど)」
「はじめるのは、もうちょい固まってきてからだね」
「計画もビジョンもぼやけている。時期尚早だ」
「ブレちゃだめ」という考え方があるのか、私たちは、すべてがハッキリしてからでないと、行動を起こせません。
もちろん、私たちが全員スティーブ・ジョブズのようなビジョナリーであれば、やる前にすべてをバシッと決めて突っ走るのもいいでしょう。
でも、ボクらの多くは凡人で、人生というジャングルの前で「あーでもないこーでもない」と悩んでいても一生、答えはでてこない(涙)気がついたら、5年経ってた ← なんてこと、よくありますよね...。
だったら手探りでも進んでしまったほうが実りは大きい。
行動を起こさなければ、得られるものは「ゼロ」。
それは失敗よりヒドい。
- ブレブレでも試してみる→ダメだった部分を改善する
- ブレブレでも試してみる→どうもうまくいかないから、他の方法を採用する
- ブレブレでも試してみる→成功の見込みがないことがわかったから、撤退する
「ブレブレで、ごめんなさい。やっとわかりました。」
回り道の多い人生。開き直ってこのセリフをいえる人がうまくいくことをあなたは経験から知っている。
人を自由にすることが、自分も自由にする
「こっちにするって言ってたじゃないか!コロコロ変えるな!」
鬼の首をとったみたいに、政治家を攻めたり、旦那さんや奥さんや子どもにイライラしたり、上司や部下にウンザリしたり、私たちの毎日はもう大変...。
ブレる人って、ふり回されて疲れますね...。
でも、他人にケチをつけたり、腹を立てたりして過ごす時間があるほど、人生は長くない。
人がもっといい方法を見つけたのなら、それでオーケーと認め受け入れる
人が間違いに気がついているようなら、オーケーと認め早く起動修正してもらう。
自由にさせてあげる。
過去につぎ込んだ労力、お金、エネルギーなどのサンクコストはもう、忘れよう、潔く。「今ここ」でベストな選択をするのがベスト。
真剣なる試行錯誤を、「ブレちゃダメー!」なんて中断させるほど、愚かなことはない。
ブッダはいった。
「水のような心で生きなさい」と。岩に文句の傷を刻み込んでいても、だれのためにもならない
普段から、人が変わることを歓迎しよう。そうすれば、自分もスキッ!と変われるようになります。
ブレきったら、ブレなくなる
以前、ヨガ教室で、瞑想を教えてもらった時の話です。
先生は、坐蒲に座ったあと、体を上下に揺らしたり、左右にふったり、グルグル回したり、落ち着きがない。
「...こんなにフラフラして、瞑想なんてできるのかい?」
そんな風に思ってみていたら、それは「調身」すなわち、体の重心を感じ、ピシッと姿勢を整えるための事前運動であることがわかった。
その後、先生は「グラウンディング」し、龍が昇るように真っすぐ背筋をたて、一糸乱れぬ精神統一に入っていった。
ブレないと中心を感じ取ることはできない。
ブレきらないと安定することはできない。
「私って、自分の考えがブレやすくって、人によく振り回されるんです」
そんな人は、まず思いっきりブレることからはじめるといいのかもしれない。
人は重心を見つけるために、ブレるのだから。

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