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痩せる技術 ―30日で「少食の快感」が身につく「半断食」とは?

もういい加減に、痩せないと、ヤバイ
「痩せないと、死ぬ...」
1年前、家のポストに届いていた「健康診断の結果」をみてドバーッと背筋に冷や汗が流れた。
真っ赤な文字で「注意」「注意」「注意」のオンパレード...。
体重が増えてBMI(体格を表す指数)はおデブの領域に達し、ウエストは90cmをこえてメタボ。さらにビックリしたのは、血中の悪玉コレステロール値と中性脂肪の値。リミットブレイクして「異常ゾーン」に突入してる...。(脳の血管に脂の血栓ができて亡くなってしまったおじいちゃんを思いだす)。さらに読み進めると、オイオイ!オシッコの尿酸値も、変な数値になっとるやんけ!!
シャレにならん。
そろそろ本気を出さないと、アカンぞ。。
――それから1年。
お尻に火がついた人間は、すごい。僕は無事に痩せることができた。
今や体重は、高校時代と同じ63キロ(BMIは「やや痩せている」)。悪玉コレステロールも中性脂肪も、正常範囲に戻り、ウエストもホッソリ。オシッコも健康。
キーワードは「少食の快感」×「半断食」。
なかなか痩せられない人の役に立てばと思い、僕の経験をシェアします。
あなたが痩せられない理由
どうしてダイエットは失敗に終わるのか。
その答えは、あなたの体の「快感の感じ方」にある。
- 「たくさん食べる快感 > 少食の快感」の人は、太る。
- 「たくさん食べる快感 < 少食の快感」の人は、自動的に痩せはじめる。
痩せられない人は「1」に当てはまっているため「苦痛に耐えて」ダイエットをしている。少食だなんて、メチャクチャきつい。だから、続かない。ちょっと痩せたら「ご褒美~☆」と気を抜いてリバウンドしてしまう。本当はとても食べたいのに、「ザ・ガマン」で乗り切ろうとしている。
一方で、痩せている人や、痩せはじめる人は「2」に当てはまる。少食の方がいろいろ楽だと知っている。体が軽く、頭がスッキリし、お通じも良く、疲れにくく、痩せられてカッコいい・カワイイということを「体感」している。
キーポイントは、少食が気持ちいいと、体で知ること。
「少食の快感」を身につけることだ。
「○○キロ痩せる!」という古い目標を捨てて、新しい目標へ
痩せられない!と悩む人は、「何キロ痩せよう」だなんて目標は捨てよう。
たしかにそれで「一時的に」痩せられることはあるだろう。しかし、目標を達成し「ダイエット終りー!」となって苦しみから解放された瞬間、リバウンドがはじまってしまうのがオチだ。
痩せたあとも人生は続いていく。
目標は、持続可能(サステナブル)じゃないと、いけない。
「30日で、未来永劫つづく"少食の快感"を身につける」
この目標にチェンジだ。
こうすれば、体はオートマティックに痩せるようになる。
この方法だと、思ったより痩せる速度は遅いかもしれない。
僕の場合も30日後、体重はほとんど減らなかった。
だけど、31日目から人生は変わっていた。
もはや少食は努力ではなく、自然にやっている「やらないと気持ち悪いもの」に変わっていたからだ。
しばらくすると「最近、痩せた?」と言われはじめ、気がつけばポッコリお腹も、ダルダルあごもすっきりしていた。そして、1年後の健康診断では、体重が9キロ落ちて、コレステロールも正常に戻っていた。
じっくりと「少食の快感」を身につけよう。
それが健康な毎日を贈り届けてくれる。
でも「少食の快感」なんて、どうやって身につければいい?
少食の方が気持ちいい=少食の快感。
これを身につけるには、どうすればいいのか?
少しゴハンを減らすだけでは身につかない。
「少食の快感」は、医者の甲田光雄氏が確立した「半断食」を実践することで身につけられる。
「おいおい、出たよ!断食なんてできないよ!」と思う人もいるだろう。私もはじめはそう思った。でも、ここでやろうとしているのは、100%の断食ではなくて、カンタン版の「半」断食だ。
「半断食」のルール:
- 午前中は水(どうして我慢できないならフルーツ)以外、口にしない。
- 夕食~昼食の間は、18時間、水以外を口にしない(お昼ゴハンを12時に食べている人なら、夜20時以降は食べない)。
- 完全咀嚼、すなわち、食べ物の原型がなくなって自然に飲み込んでしまうまで噛み続けること、を実践する。
- 昼ゴハンと夜ゴハンは、腹八分目に。
大きな原則は、これだけだ。私はこれに加えて「夜だけベジタリアン」を実践した(だけど、飲み会やお食事会のときは普通に肉も食べる)。
こうして、ジャンクフード大好きだった私も、「少食の快感」が身につけることができた。
...といっても、はじめは死ぬほどキツかった。
四六時中「腹減った」とブツブツいっていた。一分一秒が空腹との戦いの時もあった。だけど、だんだん慣れてくる。習慣は、30日で身につくという話を聞いたことはないだろうか。これは以下の図のように、苦痛と快感が逆転してくるタイミングがあるからだろう。(涙ぐましい変化のプロセスは、拙著「人生をシンプルに変えよう! (王様文庫)」に書いたので、そちらもご覧ください)

※詳しい半断食の実践方法やメカニズムは、「奇跡が起こる半日断食」をご確認ください。
確かに、私もはじめは「ツッコミどころ満載だ!」と思った。
まず、朝食を抜くということに抵抗があった。「朝食を抜くと頭が働かなくなる」だとか「朝たくさん食べたほうが、太らない」というようなことを、オカンやオトンから、たくさん聞いてきたからだ。
しかし、最近の研究では「人間の体は朝、排泄を行うためにプログラムされていて、朝食を食べると、体への負担も多く、排泄運動も妨げてしまう」ということがわかっている(興味のある人は「半断食」「フィット・フォー・ライフ」「アーユルヴェーダ」などでググッて見るといろいろでてくる)。
半断食をするとお通じが良くなり、午前中に「胃腸がカラッポ状態」が訪れる。だからといって、「腹減ったぁ、なんか食わせろ~!」というガツガツした感じではなくて、「カラッポって気持ちいい!スッキリ最高!」という感じになる。
体から毒や邪気が出て行って、清められたカンジ。
様々な宗教で、断食が実践されているのも、この浄化されたカンジが気持ちいいからだろう。汚なくて散らかっていた「心」まで落ち着いてくるから不思議だ。
これがなんともいえず、カイカン。
私たちの体は、過食で弱りはてている
私たちは「過食」の時代に生きている。
メタボや高血圧、高コレステロール...、症状のハッキリしない「なんだかダルい」「無気力」「疲れやすい」。こうしたものにも「食べすぎ」が関係していることだろう。
ある実験で、好きなだけエサを食べさせたマウスと、エサの量を制限して与えたマウスの寿命を比較したところ、好きなだけで食べていたマウスの寿命は20%も縮まったのだという。
「過食は体へのダメージ」なのだ。
やはり、少食が体にいい。
「半断食」を続けると、今までの自分がフルパワーじゃなかったことに気がつく。
たとえば、あなたは昼食を食べすぎて眠くなり、午後の仕事が手につかなくなってしまったことはないだろうか?「半断食」をして「少食の快感」を覚え、普段から少食が当たり前になるとガクゼンとする事実に気がつく。
「今までの人生は、食べすぎて眠い午後のようにボヤけていた!」と。
自分はハンデを背負って生きていた、と。
半断食&少食は気持ちいい。快感だ。
体が軽い。頭の回転もいい。寝起きもいい。スリムでかっこいい。疲れにくい。健康。寿命も縮まらない。
そして、だから、人生が変わる。

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