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辛いなら「逃げる」のも大事 ―「正しい逃げ時」を判断する3つの方法

http://www.earthinus.com/2011/07/beat-it.html
おすすめ度:あきらめ上手

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「逃げること」≠「悪いこと」 辛い時は、何かがおかしい

 「逃げる」という言葉をきくと、とても情けない感じがします。まるで打ちのめされた惨めな負け犬、のような。

 確かに、自らで選んだチャレンジや、後の人生にプラスになる苦しみならば、耐え忍ぶ価値もあるでしょう。
 しかし、世の中には、そうでないこともたくさんあります。
 心の病気になってしまうような苦しみ、閉鎖的な環境での暴力的な人間関係、ハラスメント、借金のふくらむ赤字のビジネス、先行き真っ暗な職場......。

 それなのに、「逃げるなんてサイテー」「我慢は美徳」という考え方だけが、独り歩きしてしまうのは、よくありません。

 「逃げること」≠「悪いこと」です。
 ビジネスにおいて「勇気ある撤退」が合理的であるように、人生においても「逃げることが大事」なシーンがあります。

 辛い時は、何かがおかしい。 正当な理由がある。
 あなたが今(もしくは、これから)、生きた心地がしない場所で、ひたすら我慢しているのならば、次の3つの視点で考えなおしてみるといいかもしれません。


「BATNA(バトナ)」を考えておこう

 BATNAとは、交渉術の現場で使われる言葉で、「これが満たされないんだったら、私は身を引く」というギリギリの条件のことです。(Best Altenative To a Negotiated Agreement)

 たとえば、駅の近くのスーパーでリンゴが100円で売られているとします。
 家の近く八百屋のオッチャンに、リンゴの値段をまけてもらうとしたら、100円以下でないと買う意味はありません。オッチャンが「110円までしか、まけらんねえな!」といったら、BATNAが満たされないので交渉決裂です。

 あなたのハートのBATNAを、しっかり考えておきましょう。
 ビジネス、人間関係、仕事環境、恋愛、人生。あなたが「絶対に譲れない、大切なもの」は何ですか?「これが満たされなくなったら、意義がない」というラインはどこですか?

 自分のなかでBATNAすなわち、「最終ライン」がわかっていると:

  • 心の余裕が生まれる
  • ズルズルと限界を引きのばし、我慢したり利用されることがなくなる
  • 「クールかつ合理的に逃げ時」を判断することができるようになる

 というメリットがあります。


辛い時こそ、「サンクコスト」に囚われないようにしよう

 「彼氏ともう8年つきあっているから、結婚せずに別れるなんて......」
 「10年務めた会社を、未来が暗くなったからといって、急にやめるのはもったいない」
 「そうとうカネを突っ込んだ。今さら逃げられない」

 こうした「過去」につぎ込んだコスト(これをサンクコストという)に囚われていると、未来を台なしにしてしまうことがあります。残念ながら、時間も、エネルギーも、お金も、一回つぎ込んだら戻ってくることはありません。

 過去は戻ってこない。
 大切なのは、「今・ここ」と「未来」。
 変えられるのは、「今・ここ」と「未来」。
 自分を幸せにしてくれるのは、「今・ここ」と「未来」。

 「今・ここ」と「未来」だけを見て、希望がないのだとしたら、キッパリ終りにして、逃げましょう。さらにズルズルと、サンクコストを積み増していくなんて、やめたほうがいい。ウェットな頭をドライにチェンジ。


その苦しさが「自分を生かしているのか?それとも、殺しているのか?」と問うてみよう

 「それを我慢することで、あなたは自分の魂を生かしている?それとも、殺している?」
 自分にこうきいてみましょう。

 楽しんで生きない人生は、あじけない。楽しんで生きれば、我慢して得るより、多くのものが手に入る。悲劇のドラマは感動的だけど、大好きなことをやって成功した人のほうが、世の中には多いものです。

 そこで我慢し続けるのは、ほんとうに合理的なのか?
 「逃げる」という行為が、必ずしもいけないことではなかったとしたら、あなたはどうするのか?続けることと、逃げることを公平に評価したのだろうか?


「BEAT IT」ずらかれ!

 次の条件にあてはまる場合は「すぐに」逃げる決断をするべきだ。

  • 毎日、あなたを傷つけることを当然だと思っている人と接している
  • このままだと、心の病にかかりそうだ(もしくはかかっている)

 何もプラスがないのに、自分の命を削ってまで、我慢するのは間違えている。
 逃げても、いき先がない?その心配ならいらない。この地球は広大でキレイで、地獄よりましな場所なら、たくさんある。優しい人も、たくさんいる。

 マイケル・ジャクソンは、「BEAT IT」のなかでこう歌った。


怖がってないと、見せたいかい?
自分の命をもてあそんじゃいけない。そんなのは、真実でも勇敢でもない。
彼らはあなたを蹴るだろう、痛めつけるだろう。
そしてそれを正当化するだろう。
だから、逃げろ。カッコつけてなんてないで。

 逃げるという行為によって、人生がひらけることもある。
 人からは情けないと失望されるかもしれない。甘いヤツだとヒソヒソ笑われるかもしれない。
 それでも正しいと思ったら、Just BEAT IT!

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