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スティーブ・ジョブズに学ぶ「シンプルを設計する」5つの秘訣

スティーブ・ジョブズ ―― シンプルを設計する世界一の天才
iPhoneをはじめて手にしたとき...、やられた。
シンプルで、カッコよかった。
そして、体の一部みたいに使いやすかった。
私はすぐに夢中になってしまった。もう、iPhoneのいじりすぎで奥さんに「コラー!」と怒られちゃうぐらい。
こんな風に「やられた」人は多いのではないでしょうか。
他のスマートフォンが、ハイスペックでも、アプリが多くても、関係ない。
このシンプルな哲学と、洗練されたソフトウェア・ハードウェアが好きなんだ、と。
コンピューターの分野にかぎらず、今や多くのビジネスマンたちが「シンプルを設計する」必要性にせまられています。食べものも、サービスも、ファッションも、デザインも、なにもかも。
今こそ、シンプルを設計する天才 ―― スティーブ・ジョブズに学んでみませんか?
1.シンプルは飾りではない
「世の中には、デザインはお化粧だと思っている人がたくさんいる。まるでカーテンやソファーの表面みたいにね。だけど、私にとってデザイン以上に、深みのあるものはない。」
スティーブ・ジョブズ
仕事で商品やサービスを、シンプル化しようとするとき、私たちは見た目や表面だけをシンプルに見せて終わろうとしてしまうことがよくあります。
しかし、「表面だけをシンプルに見せればいい」のではありません。
「内面もふくめ、全てがシンプル」でないと、いけない。
iPhoneなどのApple製品の表面がシンプルにみえるのは、内面のシンプルさのあらわれ。見かけ倒しのものではありません。iPhoneのマネをした「シンプルっぽい」製品をさわってガッカリしたことはありませんか。
飾りじゃないのよ、シンプルは。
表面をあれこれいじくりまわさずに、いさぎよく一から再設計。
2.「現状のシンプル化」ではなく、「未来のシンプル化」を。
「自分が行く先はパックがくるポイントであり、パックがあった場所ではない」
スティーブ・ジョブズ
シンプル化が大事なのはわかっている。
「だけど、シンプル化じゃあ、差別化はできないよなぁ」
という思う人もいるでしょう。
確かに、「現状ベース」のシンプル化をしていては、差別化はできません。
しかし「これからの未来のシンプルな当たり前」をつくっていけば、多くの人に大歓迎されることができるのです。それがiPhoneであり、iPad。
シンプル化で戦うなら、現状を見ない。未来のシンプル化を、追求しよう。
3.何を「やらないか」が大事
「選択するということは、何百ものいいアイデアに"No"ということだ」
スティーブ・ジョブズ
ここに二つの水路があると、想像してほしい。
一つは、一本道になっている水路、もう一つは いくつもの細かい道に枝分かれしてしまっている水路だ。目的の場所にしっかり水を流そうと考えるとき、効率的に水が流せるのはどちらだろう?
それは一本道の水路だ。
シンプルにするということは、こういうことである。
一番大切な目的が失われないよう、しっかりと"制約"をつくり「No」と言うところからはじまる。
4.シンプルとは細部を切り捨てることではなく、細部まで意識を張りめぐらせることだ
「私たちはOSを探求してきた。OSのあらゆる部分を点検し、どうやったらシンプルに、そしてパワフルにできるか、同時に問いつづけた」
スティーブ・ジョブズ
「シンプルにする」というと何かを割りきってあきらめて、初心者むけに簡素化してしまうようなイメージをもつ人も多いかもしれません。
しかし、そうではありません。
シンプルとは、細部を切り捨てることではなく、細部に宿るものなのです。
スティーブ・ジョブズは「私たちの仕事は、使ってくれる人の心地良さに完全な責任をもつことだ。」とも言っています。
細かい部分にフタをしてはいけない。Appleの製品は、細かい設定の奥の、奥のほうまでしっかりシンプル化されている。そうした細部へのこだわりが、「これってシンプルだなぁ」という無意識の印象につながっていくのです。
5.大胆にシンプル化を。
Appleのシンプルな哲学は、ずっと昔からあるものだけど、それが頭角をあらわしはじめたのは、2001年、とてもシンプルな「ミニマリスト・デザイン」を採用してからだと思う。
当時Appleは、カラフルでちょっと変わったデザインをしたiMacをヒットさせたばかりだったのに、この方向転換にはビックリしたのを覚えている。
それから、iPodがヒットして、「Appleは、シンプルでクールだ」というブランドイメージは完全に定着。iPhone、iPadと次々のヒットが生み出されて、ついに株価はPCの巨人マイクロソフトを打ち負かした。時代は変わったなぁ、としみじみ感じるものです。
みんなシンプルなものが好きだ。
だから自分のお仕事でも、もっと大胆に、シンプル化への舵を切ろう!

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