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優しさで損をするボク、優しさで成功するあの人
「知恵の最高のかたちは、優しさである。」
"The highest form of wisdom is kindness"タルムード
優しいのは、損か?
「○○さんって優しいね」
デートの後や、仕事のコミュニケーション、話し合いの最中に、こんな風にいわれたら、あなたはどんな気持ちがしますか?
嬉しい!と思える人は、"優しさが成功"している人かもしれない。だけど、ボクはなんだか素直に喜べない。
「優しいだけじゃ、ダメなんだよ」
心のなかで、自分がこうささやいてくる。
目の前の人が、もっと違うものを求めているんじゃないかと不安になる。
優しいことで、損をしてしまっているような気持ちになる。
「優しい」ということは、長所であるはずだ。
世の中には、優しく愛情にあふれた尊敬すべき成功者がたくさんいる。
それなのにボクはといえば、優しさのせいで言いたいことが言えなかったり、優しくなれないことで悩んだり、強さを持ち合わせてないことにもどかしくなったりする。
損をする優しさと、成功する優しさ。
この違いはいったいどこにあるのだろう?
「人のワガママに屈するのは、優しさではない」
優しい人は、良くも悪くも繊細で、感じすぎてしまう。
そして、深く思いやるがあまりに、相手のワガママを受け入れてしまうことがある。
しかし、こうした優しさは間違いだ。
優しさは、犠牲からうまれるのではなく、恵みから生まれるものでなければいけない。
自分を地球だと考えてみる(earth in us)。
あなたの優しさという果実を、熟すの待たずしてワガママな人に与え続けていれば、その木はやがて果ててしまう。
しかし、ふだんから自分を大切にして、熟しきって大地におちた果実を人に分かち合うのなら、それは地球の恵みのように無尽蔵となる。
歯を食いしばっては、優しくはなれない。
自然と笑顔がでて、穏やかな気持ちになり、人のことが余裕をもって気にかけられるようになってはじめて優しさが湧いてくる。
まずは、ワガママに毅然と「ノー」というのことも大事だ。
自分の中にある心を地球のようにいたわり、果実を育てよう。
それが先決だ。
その方が、より多くの人に、よく美味しい果実を配っていくことができる。
「自分が優しいからといって、優しくない人に腹を立てるのは、本当の優しさではない」
私たちはふだんから、優しくあることを大切にし、まわりの人に優しくしようと努力をしている。しかし、そんな中で優しさを欠いた人に出会ったら、どんな風に感じるだろうか?
「アイツは、優しくない、愛情のカケラもない。全くなっとらん!」
もしこんな風に、自分の心を乱してしまっているのなら、その優しさは本当の優しさではない。せっかくのかけがえない優しさが、長所ではなく短所になってしまい、もったいない。
本当に優しくなるという事は、怒ったりイライラしたりする「囚われ」が無くなっていくことだ。人にルールを強要せず、広い心で自由に寛容になることだ。
生まれながらの極悪人はいない。優しくないあの人もそうだ。きっと誰もが一時的に、優しさをくじかれてしまう出来事があって、そのせいで心ない行動をとってしまっている。グレてしまっている。会社や学校のアイツも、親も奥さんも旦那さんも、子供も、侮辱してくるアイツも、極端に言えば犯罪をおかす人もそうかもしれない。
その人を理解すればわかる。もっと情報を得ればわかる。知ればわかる。
そういうアクティブ(能動的)な行為こそが、本当の優しさだ。
「相手が何をしてくれたから」という条件つきのパッシブ(受動的)なものは、優しさではない。
「どうしても優しくなれない人がいるのなら、それは100%相手が悪いと決めつけているから」
できれば毎日、笑顔でみんなと仲良く過ごしたい。
気持ちのいい人間関係の中で、気持ちよく仕事をしたい。
それなのに!どうしても優しくなれない、むしろ怒りすら覚えてしまう人がいるのはどうしてだろう?
心のなかで悪態をついたり、イジワルな行動を取ろうとする度に、自分の小ささに何度ため息をついたことか。
こういう時は、早く忘れようだとか、怒っても仕方がないだとか、自分をクールダウンしようとする。心のなかでは「相手を許してあげればいいじゃないか」という葛藤のバトルが起きている。
しかし、考えても見て欲しい。
二人の人間がギクシャクするときに、どちらかが100%悪いという事はない。
どんな大ゲンカも、どんな離婚も、どんな戦争もそうだ。
誰もが不完全な存在で、優しく努めている人こそ、自分が相手にとって不快なことをしてしまっていることに気が付きにくい。「無意識の正当化のワナ」にハマってしまい脱却ができなってしまっている。
自分も責めろ、と言っているのではない。どんな許しにも、反省が手助けになるし、どんな反省にも、許しが手助けになる。どちらか一方で成り立つことはなく、それがあなたの心が自由になれない一つの原因になっている。
許せない人がいたら、自分のことも半分ぐらい反省してみる。それが事を早く水に流せるための、いい手段になる。反省しても反省しても気分が晴れないことがあるのなら、相手にも原因を探して許してあげてみる。
本当の優しさは、自分にも他人にも、公平に優しい。公平に許すビッグな存在だ。
優しいのは、正しい
「草食系男子を脱却せよ!」
「優しいだけじゃ、都合のいい女」
雑誌をめくれば、そんなフレーズが目に飛び込んでくる。しかし、一歩踏み込んだ本当の優しさは、自分の心のつっかえもとってくれるし、周りの人も幸せにする。
「○○さんって優しいね」
その言葉に、心からありがとうと喜べるその日まで、道を歩み続けていこう。
優しさは長所だし、ボクの持ち味だから。

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