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私の胸をかき乱す原因、エゴ(自意識)を押さえる技術
私の胸をかき乱す正体
「できれば、毎日ニコニコ暮らしたい」
そう思っているのに、胸をくしゃくしゃと、かき乱されてしまうのはどうしてでしょう?
小さいころ、買ってもらった「私のおもちゃ」を奪われてしまったような、悲しい気持ち。
オトナになっても、それの脅威は私たちを苦しめます。
私のプライド、私の価値、私の居場所、私の時間、私の評価、私のキャラクター、私の立場、私のお金、私のイメージ。
「私の○○」を脅かされるとき、人は恐怖で自分を失ってしまいます。
ある人は、ふだん優しい性格なのに、キレてしてしまうかもしれません。ある人は、人を攻撃するのが大嫌いなのに、威嚇をしてしまうことがあるかもしれません。ある人は、大切な人を傷つけてしまうことがあるかもしれません。
こうした「私の○○」を防衛する気持ちのことを、エゴ(自意識)といいます。
「え?エゴって自己中の人のことをいうんじゃないの?」
と思う人もいるかもしれません。
自己中心的な人というのは、人一倍「私の○○」を失う恐怖が強い人をさします。
そのため、度をこえて自分を防衛しようとしたり、人との壁をつくったり、自分を見失いがちになってしまうのです。
こうした傾向が強くなりすぎると、悪気のない人にたいしても、警戒心そして嫉妬(しっと)心、敵対心が浮かぶようになってしまいます。
私はほんの少し前まで、人の目を見て話すことができませんでした。
知的なことや面白いことをいわないと「私の価値」が脅かされる気がしていたからです。
これこそ正に、エゴが強くなりすぎた結果だったといえると思います。
ここでは、そうしたエゴを捨てる方法とメリットをご紹介していきます。
エゴを押さえるメリット1「人から学ぶチャンスがふえる」
人は肯定しているものと、否定しているもの、どちらから多くを学べるでしょうか。
それは「これは正しい!」と肯定したものではないでしょうか。
肯定し受け入れているものこそ、私たちに知恵やパワーを与えてくれます。
恥ずかしながら私は少し前まで、水嶋ヒロさんが大嫌いでした。
「彼はイケメンでかっこいいから、本が売れて印税がもうかったんだズルい。それに引き換え、自分は......」
と思っていました。
こうして、水嶋ヒロさんに対抗していて妬んでしまうのは、「私の価値」を守ろうとするエゴのしわざです。
エゴによって、私は水嶋ヒロさんを否定したのです。
その瞬間、私が水嶋ヒロさんから学べるものはゼロになりました。
否定しているものから学ぶなんて、そんな器用な芸当はできないからです。
しかし、これがエゴのメカニズムによって起きたものだと気がついて正気に戻ったとき、私は水嶋ヒロさんを冷静に肯定することができました。
そうしたときに、本をたくさん売るにはどんな戦略が必要か?
ファンを増やすにはどんな人がらが大事なのか?
注目される重圧というのはどんなものなのか?
たくさんのことが学べました。
学校や会社には、涼しい顔で目の前を走りぬける人がいます。
その人をイヤ~なヤツだと妬(ねた)ましく思うのか、それとも肯定してキラキラと輝く部分を学ぶのか?
そのカギは、エゴを捨てるところにかかっているのです。
エゴを押さえるメリット2「人間関係の悩みが減って、気のあう友だちがふえる」
エゴというのは、原始時代にヒトの命をうばおうとする自然や肉食動物から身を守るために発達してきたものです。
しかし、この現代においては、あなたの命をうばおうとする人はいません。
もうエゴは不要な時代なのです。
自分からエゴを捨てて、心を開いてニコニコとフレンドリーにしていれば、相手も「あの人は、安全な人だ」とエゴを捨てて、心を開いてつきあいをしてくれることでしょう。
反対に、エゴに負けて自分を守ろうとしていると、ことはよく運びません。
自分のハートを守るための防御は、相手にとって、攻撃にみえてしまうからです。
よくよく考えれば、友だちや恋人、夫婦間で、エゴを燃やして強がりあうなんて、おかしな話です。
あなたも心を開いてくれない人に出会ったとき、自分の好意を裏切られたような悲しい気持ちになってしまったことはありませんか?
こうした防御のかまえは、悪気はなくても相手のエゴを刺激してしまうものなのです。
自分の価値、キャラクター、居場所。
ほかの人があなたにどうしようと、自分の腹が決まっていれば、それはけして揺るがないものなのです。
心をオープンに、エゴをかなぐり捨てて生きたいものです。
敵対心や人をこわがる気持ちにさいなまれて生きるのか、それとも気心のしれた友だちと愛と一体感にあふれた毎日を過ごすのか?
そのカギは、エゴを捨てるところにかかっているのです。
エゴを押さえるメリット3「人に助けられ、成功する」
自分の中のエゴを発見するのは、とてもむずかしいことですが、人はいともカンタンに、「他人のエゴ」には気がつくことができる性質があります。
あの人は、自分の金儲けのためだけだな。
あの人は、私を利用しようとしているな。
あの人は、自分を守ろうと必死だな。
あなたもこんな風にピンと来たことはありませんか?
先日、あるスポーツ用品店にでかけたときのことです。
一人の販売員があきらかに私に似合わない高額なバッグを「売ろう、売ろう」としつこくセールスしてくるのです。月間のノルマがあって大変なのはわかりますが、これでは冷めてしまいます。
一方で次のお店の店員さんは、私のつたない要望をよく聞いてくれて、たくさん試着してもイヤな顔ひとつせず、本当に似合っているものを選んでくれているようでした。
値段も高いものではなく、リーズナブルなものを選んでくれていました。
もちろん、商売でやっていることなのでエゴがゼロであったとは言えないかもしれませんが、私たちはエゴを比較して、信頼できる愛らしい人を選ぶ傾向があるのではないでしょうか。
普段から、自分のエゴをチェックする癖をつけていると、頭がエゴに支配されている時間が減っていきます。
こうして毎日を過ごしていくことで、信頼されたり愛されたり、応援される人になっていくのかもしれません。
エゴに気がつき、冷静に戻れる技術とは?
でも、エゴはどうやって気がついたり、消していけばいいのでしょうか?
それは、事あるごとに
「私は今、自分を守ろうとしてやいないか?」
と自分に問いかけることです。
ふだん、自分を責めてしまいがちな人ほど、ココロの防衛本能が強くなります。
その「攻撃的な厳しさ」の正体は、真面目さではなく、エゴです。ダメな自分の価値が脅かされるのにビクビクして防衛しようとするエゴです。
つぎに
「防御をやめても、何も失うものなんてないんじゃないのか?」
と聞いてみましょう。相手や環境に悪気はないかもしれない。むしろ味方かも?
最後に
「もっと、ラブリーに笑顔で生きよっと。」
とつぶやいて終わりです。
人の心 ― エゴ = ラブ。
エゴを捨てれば、ラブにあふれて成功できる。

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