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「自分サーフィン」 ―抵抗しないで、波に乗る。
サーフィンから、学んだこと
「波は阻止できない。だけど、乗りこなすことならできる。」
"You can't stop the waves, but you can learn to surf."Jon Kabat-Zinn
サーフィンをはじめたのは、確か2年前の夏。
海とたわむれたいという気持ちと、サーフィンできたらカッコいいなぁという邪な気持ちもあり、1日体験スクールに入りました。
インストラクターの人に連れられて、大きなサーフボードをもって海に入る。パドリングをしながら、沖を目指す。空には太陽。
砂浜がはるか遠くに見えるあたりまでくると、いよいよボードに立って波に乗る練習がはじまる。
スノーボードを少しかじっていた自分。きっとチョロいに決まってる。
波が来るのをまって、練習生の中で一番乗りにスタートした。
両手で水をかいて、後ろから迫る波にあわせて、ボードに立つ。
スノボのようにターンしてやろうと思った次の瞬間、世界が180度反転して、目の前で何が起きたかわからなくなった。
「バシャーン!」
気がつくと、水面に腹を強く打ちつけられ、大量の水を飲んだ。
どっちが水面だかもわからずに、もがいてもがいて、ゲホゲホと涙目で必死で浮かび上がった。死ぬかと思った。
インストラクターの人が言う。
「波の向きは変えられないよ。サーフィンは、ただ波に乗るだけのスポーツなんだ。」
力で抗ってはいけない。
あなたは、豊かさにサーフィンしてる?
仕事でも人間関係でも何でも、自分ひとりで勝手に責任を感じて自爆してしまうことがよくある。
「ここは、自分の力でどうにかしてやるぜ」
そうポジティブぶって笑顔を振りまくたびに、ああしなきゃ、こうしなきゃ、とネガティブになってくる。頭がグツグツ煮詰まって、空回りして大怪我をする。
そんな時、自分は「波」に乗ろうとしているのか、「波」に抵抗しようとしているのか冷静に問うてみる。
「波の向きは変えられない。人生は、ただ波に乗るだけのスポーツさ」
こう考えると、正しい場所に引き戻される。
「波」とは、何だろう。
それは「自分」だ。
無いものねだりは、悲しいだけ。
今、自分を一番うまく乗りこなすしかない。
成功しているときはヒーヒーやらなくても、文字通り波に乗れている。
豊かさのウェーブと一体化している。
波に抗うのをやめるというのは、あきらめるとか、自分を殺すということではない。変な肩の力をぬいて、頭のあら熱を冷まして、すわっている目を穏やかに戻すこと。「きっとうまくいくさ」と、足もとにある"自分らしさ"に身をゆだねるということ。
もう荒波にぶたれるのは、終りにしよう。
これからは、自分サーフィンしよう。

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