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「引き算による足し算」 ―ミニマリストが使いこなす3つの法則
「デザイナーが完ぺきを成し遂げたのとわかるのは、つけ足すものなくなったときではない。
省くものがなくなったときである。」
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
減らすことで、より良くなることがある
「何もかも、プラスすれば より良くなる。」
これは、私たちが信じて疑わない一つの信念です。
確かに、これが正しい一面もあるでしょう。
しかし、「手に入れようと追い求めること」が辛くなったり、機能しなくなったら、以下の考え方を試してみてみると新しい可能性が見つかるかもしれません。
「減らすことで、より良くなることがある」
もし、あなたが「増やすことの力」だけでなく、「減らすことの力」も知った上で2つの調和したバランスをとることができれば、物ごとはもっとサクサクと進み始めることでしょう。
それはまるで、フラフラと進む一輪車から、スイスイと駆け抜ける自転車に乗り換えるようなものです。
行き詰まったときは、「引き算による足し算」をしてみましょう。
ミニマリスト(最小限主義者)になるのです。
今日は3つの法則を紹介します。
1.「減らせば、増える」の法則― 余白は機能
仕事、責任、スケジュール、情報、胃袋。
これらに「空き」や「余白」が生じたら、あなたはどうしますか?
ワーカホリックな日本人の私たち。
きっと「埋めたい!」という衝動で焦ってしまいますが、ここは落ち着いて ひとつ深呼吸。
実はこの余白、塗りつぶすべき無駄ではなく、大切な「機能」なのです。
- 余白があるから、落ち着いてベストな能力が発揮できます。
- 余白があるから、受動から、能動にかわれます。
- 余白があるから、ホッとします。
- 余白があるから、楽しめる余裕が生まれます。
- 余白があるから、全体を見渡し、本来の目的に立ち返れます。
- 余白があるから、本当に求めていたものが手に入ります。
反対に、余白を消してしまうと、上記は全て失われてしまいます。
余白を積極的に、作りだしてみましょう。
余白を積極的に、味わってみましょう。
余白の機能を味方にすれば、求めていたものが増やせるはずです。
2.「減らせば、力強くなる」の法則― 針の原理
針は、先端の面積を減らしていくほど、鋭くなります。
力強くなるのです。
私たちは、それを理科の授業で習いましたが、実生活では、その原理をあまり応用できていません。
仕事を増やしてパフォーマンスを低下させたり、プレゼンテーションのメッセージやデコレーションを追加して意味を伝わらなくしたり、同時進行させて失敗したり、料理に調味料や食材を追加しすぎておいしくないものを作ったりしてしまいます。
減らしましょう。
一点集中です。
選択し、集中すれば、突破するパワーが生まれます。
「もっと鋭くするには、どこを減らせばいい?」
そう自分に聞いてみましょう。
2.「減らせば、美しくなる」の法則― 引き算の美
「引き算の美」。
日本人なら、だれでもその言葉を聞いたことがあるでしょう。
枯山水、俳句、生花...、誰でも その本質まで削ぎ落とされたその美しさに、息を飲んだこともあるはずです。
デコレーションすればするほど、汚くなります。
色を増やせば増やすほど、チカチカします。
ゴチャゴチャの中に、美しいものがあっても引き立ちません。
必ずしも、私たち素人に美的センスはいりません。
クリーンであることが、ビューティフルなのです。
本質以外を、綺麗に掃除してみましょう。そぎ落としてみましょう。きっと、「美しい!」と思えるようになるはずです。
減らすだけで、美しくすることができるのです。
エキセントリックな美しさよりも、クリーンで清潔であること。
それが、飽きがこず、万人に受け入れ、永く愛される美しさなのです。
引き算は、時として、足し算となる。
このように、引き算は時として、足し算となります。
この法則を使いこなすのが、ミニマリスト(最小限主義者)です。
真面目な人ほど、一生懸命になって、時としてまわりが見えなくなってしまいます。
押してだめなら、引いてみる。
そんな発想の転換も、たまにはいいかもしれません。

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