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Love is FREE -「無料」から幸せを生み出す新戦略

http://www.earthinus.com/2010/07/love-is-free.html
おすすめ度:FREE

フリー(無料)で、無限に配れるものなんてあるのか?

freethm.jpg 少し前に話題になったクリス・アンダーソンの「フリー 無料からお金を生み出す新戦略」は、もう読まれましたか? とてもすばらしい本です。

 どうして、Googleはタダなのに、儲かるのか。
 どうして、モバゲータウンは無料のゲームを配って、何十億円も儲かっているのか。
 どうして、街ではタダのものがバラまかれているのか。

 そのあたりの疑問がわかりやすく解説され、実践可能な段階にまで、作り上げられれているのが、この本の素晴らしいところだった。
 「無料のものをうまく使えば、たくさんのお金を生み出せる」
 そう、クリス・アンダーソンは教えてくれた。

 しかし、否定的な意見も多かった。
「これはインターネットの世界で情報(ビット)を売って商売をしている人にはいい本だ。だけど、我々のようにモノ(アトム)を売っている人間には、残念ながら当てはまらないだろう。」

 デジタルの情報は複製しても減らない「ビット」。コピーや配布のコストは無視できるほどに少ない。たとえば、一万人に紙のダイレクトメール(アトム)を郵便で送るのと、メールマガジン(ビット)を送るのでは、そのコストに天と地ほどの差がある。

「私たちの扱う商品が、無限に配れるビットだったらよかったのになぁ」
 気がつくと、そう ため息がでる。


「スマイル0円」 ー愛情はフリーでくばれるビット

 でも、地団駄を踏んで悔しがることはない。

 実はボクらにも、「0円」で配ることができて、もらった人が「プライスレス」な喜びを感じられるものがある。

 それは愛情(Love)です。
 Love is FREE。

 子どもの頃、こんな経験はなかっただろうか?
 マクドナルドのメニューに載っている「スマイル0円」を見て、友だちとふざけて店員さんに注文。困った顔を見て楽しもうと思ったら、店員のお姉さんはニッコリと素敵な笑顔をくれた。
 その笑顔に、ボクらは顔がかーっと赤くなってノックアウト。
 嬉しくて、今思い出しても胸がキュンとしてしまう...。

 店員さんはもの(アトム)をくれたわけじゃない。笑顔をくれた。笑顔を通して、眼に見えない愛情(ビット)をくれた。

 愛情は伝わる。あなたの笑顔でみんな幸せになる。
 この世界が原子(アトム)でなりたっているように、きっとボクらの世界は愛情のビットで成り立っているんだ。愛情の1と0が連なってできている映画「ラブ・マトリックス」。

matrixx.jpg

 この人は私を愛してくれている。この人は私に興味がない。この人は悪意をもって近づいてきている。それを人は感じることができる。

 スマイル0円は、けして減ることのない潤沢な「愛情というビット」をフリーで配る行為だったのだ。


フリーの鉄則 「潤沢なものをいかに浪費するか」

 クリス・アンダーソンは言う。
 「今日の革新者とは、新たに潤沢になったものに注目して、それをどのように浪費すればいいかを考えつく人だ。」
 マクドナルドのスマイル0円は、その第一の革命者だった。

dandelion.jpg 自然界でも、強い命を残すために、潤沢な命を浪費する。
 タンポポは、とてつもない数の種子をつくる。それらはふわーっと綿のように風にのって散らばっていくが、根をはれる場所にたどり着けるのは、ほんの一握りである。他は死に絶えてしまうが、大量の生命の浪費があってこそ、強い命が生き残っているのだ。

 IT業界でも、同じ戦略が功奏している。
 Gmailは、莫大な資源(ディスク容量)を浪費した好例だ。
 Googleはまだ他のウェブメールサービスのディスク容量が数メガバイトだったころに、潤沢なディスク容量を2GBも浪費した無料のメールサービス「Gmail」を開始した(その容量は現在も増え続けている)。そうして今や、有料のメールサービスを提供する何倍もの利益を手にしている。

 潤沢なものに注目して、大盤振る舞いすべきなのである。

 愛情はビットである。
 あなたの愛情は、いくら与えても、減らない。
 それは巨人Googleよりも莫大であり、宇宙よりもはてしない。


「無条件に与えなさい。なぜなら、あなたの愛情は無限なのだから。」

 Youtubeの事例も紹介しょう。
 Youtubeの動画をアップロードする人のほとんどは素人だ。
 きっと投稿されるビデオの99%は低クオリティなものだろう。それでもYoutubeではそれらを削除したりはしない。

 きっと無駄な99%をカットすれば、もっと効率的になるだろうが、Youtubeはそれをあえてしない。彼らにとって、ディスク容量やネットワーク帯域は潤沢な資産。ケチらずにあえて浪費しているのである。

 「何が最良かは、与える側ではなく、受け取る側が知っている」
 潤沢な浪費からの還ってきたもの、それが最良なのである。

 彼らは、タンポポの種子が肥沃な大地にたどり着くのを待つかのように、辛抱強い。最良のものがボトムアップされるのを待っている、それが今日のYoutubeの大成功を担っている。

 それに引き換え私たちは、ケチでみすぼらしく、恩着せがましい。
 愛情を与える人を選び、与えたら与えたで「○○をあげるからには、こうして欲しい・ああして欲しい」とトップダウン・コントロールを試みる。
 しかも、期待する結果が返ってこないと、怒ったりヘコんだりする。

 「希少」なものをフリーで配れとはいわない。
 だけど、愛情はビットであり、フリーだ。
 潤沢でフリーだから、見返りは求めなくてもいいんだ。

 よく、映画やドラマに出てくる神は言う。
 「無条件に、与えなさい」

 その真意は「身を売って、貢献しろ」という強制ではない。
 「だって、あなたの愛情は無限なんだから」という優しさである。


いつかきっと、タンポポの花は咲き誇る

dandelion_flower.jpg

 「無料のものをうまく使えば、たくさんの幸せを生み出せる」
 それがフリー戦略のメッセージだ。

 あなたのすてきな笑顔は100万ドル。
 「わっはっはー!」と大口をあけて、目が細くなって、ほっぺがあがって、シワだらけのクシャクシャになっても、心の底からの笑顔はアイラシイ。

 でも100万ドルの笑顔を友だちにあげるとき、あなたは100万ドルを失わない。
 フリーで提供できる。
 だったら、タダで100万ドルの笑顔を配って、幸せになろう。
 そうさ、みんな君が笑っているだけで幸せさ。

 私たちは、愛情が幸せをもたらすマトリックスに住んでいる。
 あなたは、荒んだ世界を救うために現れた救世主ネオだ。

 モーフィアスがいたとしたら言うだろう。
 「自分の愛情を希少だと思うな。無限だと知れ。」

 愛情はフリーで配れるんだ。どんどん大盤振る舞いしていこう。

 あなたの心の中心を解き放てば、愛のビットを0から1に変えて、世界はかわる。少しずつ、少しずつ。
 さぁ、この世界を愛情でリロードせよ!

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