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みんなの成長と共創を生みだす「愛ある力」を出す方法
Love or Power 「愛か力か?」
まわりのみんなをリードしたい。
大きなことを成し遂げて、喜びを共有したい。
子どもや希望ある若者を、しっかりと育てあげたい。
そんな風に思ったことはありませんか?
そんな時、頭に浮かんでくるのは、次の言葉です。
「思いやりと実行力、どっちをとるべき?」
責任ある立場になったことのある人なら、一度は悩む問題です。
強い意志で みんなをリードしようと思えば、ぶつかり、傷つけあってしまうこともあります。かといって、人の居心地に合わせて遠慮ばかりしていたら、小さくまとまって、組織としての力を失ってしまうのです。
変化を起こす力。守ってあげたいという愛。
どちらを取ればいい?
「平和か戦争か?」
考えて見れば、人類は紀元前からこの問題に悩んでいます。
トップダウンもボトムアップも機能しない。
「愛と力のジレンマ」は、大昔から私たちの頭痛のタネなのです。
「愛なき力は暴力、力なき愛は無力である」
そんな「愛と力」について、キング牧師は深い洞察を残しました。
歴史上の大問題の一つは、愛と力の概念が、たいていは相反するもの、対極にあるものとして対比させられてきたことです。
その結果、愛は力の断念と同一視され、力は愛の否定と同一視されています。
私たちが理解しなければいけないのは、愛なき力は無謀で乱用をきたすものであり、力なき愛は感傷的で実行力に乏しいものだ、ということです。
現代の深刻な危機を生み出しているのは道徳なき力と力なき道徳の衝突なのです。
愛なき力の暴力と力なき愛の無力の対立。
会社、親子関係、交友関係、私たちのまわりには、これらが溢れていませんか?
私たちは、愛なき力と力なき愛をアンバランスに行ったり来たりしてしまう。まるで、千鳥足の酔っぱらいみたいに。
愛と力の両立なんてできるのか?
愛と力のバランスがとれた状態とは、一体どんな状態なのだろうか?
愛と力を両立させるには、一体どうすればいいのだろうか?
そのためには、まず「愛と力が対立するものだ」という二元論を捨て去らないといけない。
思い出してみて欲しい。
あなたは、自分の尊厳を深く受けとめ信頼をしていくれた人に出会ったことはありませんでしたか?
それでいて、その人はあなたと目的を共にすることに、一切の妥協をしていおらず、柔軟に自分の目的と結びつけて、力強く進んでいった人生の師のような人に。
その時、愛と力の両立は起こっていませんでしたか?
それは親友だったかも知れないし、親だったかもしれない。また、先生かもしれないし、仕事の師匠かも知れない。テレビや本で見た偉人や優れた経営者かも知れない。完璧ではなかったにしろ、そのような人に一度きりでも あったことがあるはずです。
他者の利益を認める創造性を持った上で、自分らしさの色濃く残る健全な愛を育てられる人には、愛と力の両方が宿っている。
いったい その人たちはどのように、愛と力の両立を実現させていたのだろう?
Uプロセスを経て、「競争」から「共創」へ
愛と力を両立させている人には、共通点がある。
それは(意識的か無意識的かはわからないが)「Uプロセス」を経ているということだ。
Uプロセスとは、MIT Leadership Lab for Corporate Social Innovationの創設者であるオットー・シャーマー氏の提唱する「U理論(Theory U)」の中に存在する変化実現のプロセスである。(邦訳では「出現する未来」を参照。)
Uプロセスは3つのプロセスから成る:
- センシング ... 心の深い部分でまずは理解する・感じること
- プレゼンシング ... 自分の深い使命と向きあって「今ここに在る」こと
- リアライジング ... 新しく実現するために行動すること
これらをゆっくり時間をかけて、丁寧に「共にする」。
「これって どうせ、こういうことだろ?」
そんな風に表面的な決めつけをしているうちは、偽物の対立や協調が行われてしまう。それがあなたを愛と力のジレンマに陥れ、苦しめる。残念なことに私たちの日常は、ほとんどがこのような反応によって作られている。
私たちの知っていることなんて、表面的で短絡的で妄想に近いものだ。他人や問題を、浅はかな態度で決めつけては、絶対にいけない。
Uプロセスを共にすれば、「愛ある力」が発動する
しっかりと、Uプロセスを踏む必要がある。
あなただけではない、関わる人みんながUプロセスを共にする必要がある。
まずは共に問題を体験して、一緒に感じる(共センシング)。
そして、表面的なデータをこねくりまわすのではなく、本質を問う。自分たちの今ここの使命を問う(共プレゼンシング)。
そして、そのビジョンを共有した上で、実現に向けて行動する(共リアライジング)。
このUプロセスを、丁寧にしっかりと経ていれば、力は暴力化せず、愛は無力化しない。二度とジレンマで悩むことはない。
愛と力が打てば響く、あなたの新しいエネルギーになる。
ただし、このUプロセスには時間がかかる。
変化はすぐには起きない。辛抱強く待つことも必要になる。
急かしてしまえば、すぐに「愛と力のジレンマ」へと逆戻りする。
自分のために、相手に何かをさせた瞬間(強制させた瞬間)、あなたはリーダー失格である。Uプロセスから外れて、恐怖から競争に駆り立てられる。短期的にうまくいっても、長期的には失敗の道を辿るだろう。有能なリーダーはそんな風に焦ったりはしない。
Uプロセスを「共にしよう」
やがて、競争の幕が閉じて、共創がはじまる。
「互恵的な関係」=「私たちは気持よく成長し現実を変えているか?」
愛と力は、二者択一でも、中途半端な折衷でも、両成敗でもない。
左右の足を交互に踏み出して歩くように、一歩ずつバランスをとって、じっくりと踏みしめて足あとを残す積極的な行為だ。
丁寧に感じ、深く使命を認識し、ビジョンをもって行動する。
そうすれば、ワガママな力で押し切ってしまい 全体を壊してしまいがちなあなたは「愛」を、理想を掲げつつも まわりの人を思うあまり臆病になりがちなあなたは「力」を得られるはずだ。
Uプロセスの中に互恵的な関係が作られていけば、私たち(You&I)は、気持よく成長し現実を変えていける。それぞれ自己実現をし、全体も向上していける。
それが、未来をかえるために ほんとうに必要なことだ。
This article is INSPIRED by
未来を変えるためにほんとうに必要なこと

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