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自分が弱いと悩むあなたへ 「強がり・弱がり・つながり」
"What is bad? All that proceeds from weakness"
「何が悪い? すべては"弱さ"から始まるんだ。」
by フリードリヒ・ニーチェ
自分は強い?それとも弱い?
私は弱い人間です。
本当は、人と会うのも怖いし、話すのも怖い。議論するのも嫌いだし、思ったことだって半分以上は言えない。会社に行くのも怖いし、ビジネスだって怖い。
がんばって、暗い奴にみえないようにしているけど とても疲れるし、お金がたくさんあれば、ヒキコモリたい...。
それでも大切なものがあるから、笑顔を貼り付けて、外に出る。
でも、みんなが何を考えているのか 気になってストレスがたまる。
毎日、立場や一貫性、自分を防衛するのに必死だ。
どうして、自分は傷を隠すのだろう。
どうして、こんなに心は疲れるのだろう。
いったい何と戦っているのだろう。
いつだって、感じやすくて悩みは絶えない。
本当は、弱いくせに、どうしてこんなにも強がるの?
「弱さ」ってなんだ?
「弱さ」とはなんだろう。
自分は強くなろうと生きてきて、強くなったような気がした時もあったけど、はっきりとわかったことがあった。
私は、本質的には、弱い奴だ。
でも、弱さが必ずしも悪いとは思えない。
切なさや儚さ、移ろいゆく美しさは好きだし、赤ちゃんをみればそこはかとない愛情が湧き出てくるし、大好きな人の少女性にふれたときは、なんだか嬉しくなる。
自分の創造性や愛情の源だって、「弱い部分」にあるのだろうと感じている。
それでは、弱さを苦しくしてしまうものは、なんだろう。
それは、きっと実体以上に強く振舞ったり、弱く振舞ったりすることにあるのだと思う。
以下のポジションを認識し変えてみたら私は少し楽になったし、もう少し深く人をみれるようになったと思う。
弱さとポジション
- 「I am strong, You are weak」という強がり。
- 「I am weak, You are strong」という弱がり。
- 「I am strong, You are strong」という組織的な粋がり。
- 「We are weak」というつながり。(おすすめ)
「I am strong, You are weak」という強がり。
まず、私のように弱い人間が「反射的に」取りがちなポジションがある。
それは「強がり」というポジションだ。
ダメージは絶対に受けたくないから、本当は弱いのに、それを隠すために、「強さ」と言う鎧を身にまとう。実体以上に強いフリをする。
しっかりと他人と境界を引いて、立場をハッキリさせる。白黒もハッキリさせておく。
けして相手に流されないように、聞く耳はもたない。
あたりまえだが、歯車は狂い始める。
役割を演じると、それを固持するあまり、本当の自分とその役割がだんだん乖離しはじめる。
これが地獄の始まりだ。
演じるのにはほとほと疲れるし、その役割をホメられてもちっとも嬉しくない(もう、本当の自分ではないから)。
挙句の果てに「かわいくない奴だ」「君は一人で何でもできる」と放り出される。責任感をもって自立したのに、なんとも哀しいことだ。
「I am weak, You are strong」という弱がり。
反対に、人は「弱がる」こともある。
実体以上に弱いフリをすれば、弱い自分を防衛できる。
無能なフリをすれば、矢面にたたなくてもいいし、責任もふりかからない。
それが「弱がり」だ。
境界から退いて、立場をあやふやにする。弱さを全面に押し出して「弱者」というポジションを取り、ひそかに復讐する。
これも強がりと同じで、自分を別人にしてしまう。
「かわいそうな私」を作り上げれば上げるほどに、本当の自分とは似てもにつかなくなってくるが、感情はそっちに振りまわされるようになる。
私はビジネスでひどく自信をなくした時期に、傷心から「弱がった」ことがある。
100%の自分を提供してあげない、という攻撃を行い、多くを失った。
「I am strong, You are strong」という組織的な粋がり
「私たちはすばらしい○○です」
そんな風に、企業や家族などの組織全員が実体以上に強いポジションを取っている場合、危険信号が灯っているといっていい。
粋がっている組織というのは、頭で「考えた」ポジショニングの上になりたっている。
「感じる」ことは「強い」ポジションをゆるがす脅威であり、徹底的に排除しなければならないからだ。
そんな組織では、弱者の意見(弱音)は、無価値なものとして徹底的に排除される。
白と黒の間のグレーを「感じなければ」、トンチンカンなものができあがるだけ。
やがて、血の無いロボットのような組織に変わり、みんな死んでいるようになってしまう。
「We are weak」というつながり
「強がっている人も、弱がっている人も、根底にはやさしい弱さがある」
人は、相手のやさしい弱さを感じとった時に、無条件の奉仕をしてあげたい気持ちがこみあげる。そういえば、自分にもそんな経験があった。
ボランティア精神にあふれた人たちは、まわりの人を上辺の強がりや弱がりで判断せずに、フラットに対応できる優しい人なのかもしれない。
弱さは、発展途上で、まだ立場がユラユラ動いていて、グレーで断片的だ。そしてまだ表に出していない何かがある。
しかし、そこに本質が潜んでいる。
時に攻撃をされることもあるだろうけど、弱さは吸収口となる。
動いている分、溜め込んでいる分、濃く深いものができあがっていく。
きっと今の自分も、親しい弱さと共に歩んだ集大成ではなかろうか。
今が退屈なら、作り上げた強い立場を壊して、もう一度、子どものように戻ってみるのもいいかもしれない。
攻撃されるかもしれないけど、傷をかくさずに、本当の自分で。
きっと、もっと、世の中も捨てたもんじゃないはず。
強がりも弱がりも立場をとらず、自然体の自分で笑っていれば、もっと純真に手を差し伸べたり、手を差し伸べられたりするのかもしれない。
孤立する強さよりも、つながる弱さ。
自分の弱さと、シンプルにクリーンに調和しよう。
This article is INSPIRED by
ONE DAY by m-flo
ボランタリー経済の誕生―自発する経済とコミュニティ
フラジャイル 弱さからの出発
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