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最もシンプルな時間術 ―幸せを求めるなら「ゆっくりが、早い」
幸せを求めるなら、「ゆっくりが早い」
「スピードの時代」といわれるようになりました。
仕事は短いスケジュールで大急ぎ、食事はファストフード、本は速読、録画したテレビは1.5倍速でみて、パーティでは人脈を広げようと一人一分で切り上げ、時間をつくるための短眠の本が売れています。
しかし、それでは心は休まらないと思いませんか?
幸せを感じる一時もなく、後でふりかえってむなしい時間を浪費したことに気がつくのは、とても悲しいことです。
仕事だって、振りまわされるだけでは身につかないし、焦ってやればよい結果もでません。スピードレースの果てに、ゴールラインを一番初めに切った人が勝ち、という人生を送っていたら疲れるだけで何も残らないのです。
イソップ童話が教えてくれるように、ゆっくり進むメリットはたくさんあります。
- ゆっくり集中してやった方が、結果的に早く品質がいい。
- ゆっくり感じながら生きた方が、幸せに気がついて味わえる。
- ゆっくり着実に身につけた方が、自分らしくオンリーワンになれる。
今日は、カナダ人ジャーナリストで、「In Praise of Slow(スローライフへの賛美)」を著したカール・ホノレイ氏の教えをシェアします。
1.時間を「線」ではなく「環(サイクル)」として考える
私たちは時間を消費する線のようにとらえています。
「時間がもったいない!」「もっと急げ!」「早くしろ!」と急き立てます。
しかし大事なのは、毎日の中に幸せのサイクルをどれだけつくれるかなのです。
幸せな食事、幸せな仕事、大事な記念日、寝起きや就寝まえの静寂の時間、自分を内省する時間、大切な人に感謝する時間。
あなたの人生はこれらの時間が繰り返し起きるサイクルになっていますか?
時間を繰り返す環として考え直してみましょう。
2.金輪際、人生のレースをやめよう
レースを止めましょう。他人の決めたルールの中で、かけがえのないあなたを型に押し込めて「早く走れ!」とムチでたたくのは、つらいことです。
競争をやめて、ギアを落とすことの大事さを思い出しましょう。
3.学びをスローダウンしよう
私たちは、たくさんの宿題を課せられ点数を1点でもあげろといわれ、赤点とれば厳重に注意されるという中で学生時代を過ごしてきました。
それによって、決められたこと以外を発想ができなかったり、夢見る方法を知らなかったり、自分のやりたいことがわからなかったり、枠からはみ出ることをとても難しく感じたりしています。
その反省として、ハーバード大学では学生たちを「スローダウン」させる方針が始まっています。最先端の教育現場ではゆっくりやることの大事さが、気づかれ始めたのです。
私たちも、日々の学びをスローダウンしましょう。
本をゆっくり読み、経験からじっくり学び、時間をかけてブレインストーミングしましょう。
4.スローになれば、もっと幸せに、健康的に、効率的になれる
カールは先進国の「急がないと落ち着かない中毒」を警告します。
あなたも、暇になると不安になってしまう傾向はありませんか?
忙しいと、文字通り心が亡くなります。ストレスがたまります。焦ってミスをしたり、急いで中途半端なものをつくったりします。
あなたは結果的に、満足できません。
スピードを捨てて、人生のものさしを「深さ、豊かさ、強さ」に変えましょう。そうすればもっと幸せに、健康的に、効率的になれます。
5.しかし「時間の浪費」は悪いスロー
ただし、単なる時間の浪費によって人生を遅らせてしまうのは、「悪いスロー」です。あくまで前向な取り組みをスローにする、ことが大事です。
テレビを消して家族とゆっくり食事を楽しむ。問題を多方面からじっくり観察する。ゆっくり休む・気分転換をする。瞑想する。
これらが良いスローです。
6.まわりの人も、ゆっくりやる方が上手に出来る
あなたのまわりの人も、ゆっくりしてもらった方がうまく行きます。
食事も味わえるし、よく寝られるし、愛情をもっと表現できるし、仕事だってよくできるようになります。
あなたがもしまわりの人を急かしているのなら、すぐに改めましょう
7.経済もスローに向かう
慌ただしい国と対照的に、ゆっくりと成功している国があります。
ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランドは、ここ数年間のうちにスローライフにシフトしていますが、経済の底力は強化されていっています。
欧米では、東洋のスローな美学に憧れる人がふえています。
私たちは、スピーディにしたことの損失を、スローで取り戻したがっているのかもしれません。身の回りでも「スローが売れる」例が増えてきてはいませんか?
「21世紀は、スローに生きるべきだ」と宣言しましょう。
ミニマリスト(最小限主義者)になろう
カールの教えはいかがだったでしょうか?
ゆっくりするのは、けして後ろ向きでもネガティブでもなく、とてもパワフルなアクションなのです。
余計な心配をせず、まわりに急かされない、透き通った心をもつ「ミニマリスト(最小限主義者)」な自分を追求しましょう。
要らないものを捨て去り、不要なものにコミットしない。
インドや中国と違い、軍隊のように「もっと!もっと!」とがむしゃらに進めば幸せになれる時代は、日本では終焉しています。
地球に生い茂る、草木たちはゆっくり育ち花を開かせます。
あなたの心も地球と同じ(earth in us)です。
不況と言われていますが、本当は私たちが地球と自分に優しいミニマル変化しなければいけない時がきているのかもしれません。
自分の大切なものに集中し、じっくりと幸せを味わえる、ミニマルな生活にシフトしましょう。
This article is inspired by
Less is More, Slower is Better
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